航空留学に関するご質問にQ&A形式でお答えします。
将来パイロットを志す方、これからトレーニングをお始めになる方は必読です。
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航空留学QandA

Q.仕事を続けながら何回かに分けて留学トレーニングを受けることは可能ですか?

(2005年1月23日加筆訂正)
A.もちろん可能です。 前項でご説明している「時間」の問題を克服している事例として、例えば以下のような「分割渡航方式」でプログラムを修了することが可能となっており、最近ではむしろこのようなパターンが大勢を占めるまでになってきています。 国内でのサポートに学科・実技とも特別なプログラムを組み合わせ、この例では自家用コースを3回の渡航に分けて消化しています。(準備期間や渡航と渡航の間のブランク期間を含めたトータルの期間は平均約1年間、国内の事業用コースを追加する場合はさらに1〜2回の海外渡航を経た後、週末ベースのトレーニングのみでプラス約1年間です。) 実績としては、海外での通算滞在期間が最短で約3週間、平均では約1ヶ月間程度で修了される方が一般的です。

《分割渡航方式によるトレーニングのパターン》
1.国内:初回渡航前
渡航ビザ取得などの渡航関連手続きと並行して40時間程度の学科教習を実施(航空力学、機体・計器、基本操縦法、その他基礎的な学科中心)、併せて10時間程度のフライトトレーニングを国内で実施する。(国内での操縦練習のために予め航空身体検査を受診して操縦練習許可書を取得。 操縦練習ではもちろん操縦教育証明を保持する教官が担当します。)

2.海外:渡航1回目
海外現地日程を1週間〜10日間程度(環境への適応に係る問題もあって最初はできるだけスケジュールを長くお願いしています。)とし、「初単独飛行」を目標に実技中心のトレーニングを実施、これを達成して帰国する。

3.国内
2回目の渡航に備え、30時間程度の学科教習を実施する(復習、野外飛行関連、及び学科試験対策の教習中心)。

4.海外:渡航2回目
海外現地日程を1週間〜10日間程度とし、学科試験の受験・合格とともに「初単独野外飛行」を目標に実技中心のトレーニングを実施、これを達成して帰国する。

5.国内
3回目の渡航に備え、20時間程度の学科教習を実施(復習、口頭試問対策中心)、もし「ブランク」となる期間が例えば3ヶ月以上の長期にわたるような場合、適宜技量保持のためのフライトトレーニングを国内側で実施する。

6.海外:渡航3回目
海外現地日程を1週間〜10日間程度とし、実技試験の受験と合格を目標に、口頭試問対策と実技中心のトレーニングを実施、これを達成して帰国する。

7.国内
海外の自家用ライセンスを国内ライセンスに書き替えるための手続きに伴うJCAB/日本航空局 学科試験(法規)の受験・合格、及び航空無線通信士国家試験の受験・合格など、残りのタスクをクリアする。

既に会社などをお辞めになり、特に雇用保険などの手続きをお済ませになられた方(保険金受給のための出頭サイクルが決定済みの方)にはその後のスケジュールがその「出頭日」に係る制約を受け、身動きが取れなくなってしまうことがあります。 事前に充分な猶予期間をもってご相談下さるようであれば、多くの有益な情報をご提供いたします。 その結果、会社を辞めるどころか逆に会社から「支援」を引き出すことにさえ成功なさった方もおられます。 分割トレーニングの方式では「ストレス」がやや大きくなることも予想されますが、少なくとも「コストアップ」のご心配に対しては、格安航空券が往復4〜7万円程度で入手可能なこと、国内でのトレーニング部分が海外部分とある程度相殺可能であること、などの「実質面」の他に、その間お仕事を続けられるということによる収入上の「間接面」などを考慮に入れると、通常のプログラムと比較して大差ないどころか、充分メリットが見込めるのではないかと思います。



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