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航空留学QandA

Q.FAA発行のCFI(Certified Flight Instructor)資格に係り、2年毎の更新手続き要領について教えて下さい。

(2008年12月10日更新)
A.FAAではCFIの資格について、これを2年(24カレンダー月)毎に更新しなければならないこととしており、そのために以下の手続きのうちいずれかを選択することになります。

1.FAA飛行試験官(またはFAAが委任する民間飛行試験官)による実技試験を受けなおすこと。

2.過去24ヶ月の間に、少なくとも5名の練習生を80%以上の確率でもって(初回試験で)合格させた実績を証明する教習記録をFAAに提示すること。

3.JEPPESEN社(※"Key Word"のBOXに、"CFI Renewal Program"と入力して該当する情報にアクセスします。)がビデオなどを利用して実施可能としているプログラムに参加すること。

4.GLEIM社などがインターネットなどを利用して実施可能としているFIRC(Flight Instructor Refresher Clinic)プログラムに参加し、その修了証をFAAに提示すること。

5.ロビンソン社などが実施している「CFIセーフティコース」を受講してその修了証をFAAに提示すること。

6.過去24ヶ月の間に、運航会社の査察操縦士、主任飛行教官、FAR(米国連邦航空法)パート121・135に基づく査察操縦士・飛行教官、(以下省略)として従事したことを証明する記録をFAAに提示すること。

概ね以上ですが、この内、一般の日本人CFIにとって現実的といえるのは2〜5、既に日本に在住している方の場合は3か4ということになりますが、3のJEPPESEN社が提供しているプログラムは、通常の場合の手続きである、FAAのFSDO(Flight Standard District Office)に出頭してテンポラリーライセンスの交付を受ける必要がなくて便利です。(但し、この場合は東京のアメリカ大使館で公証人の証明を受けるなどの手数がかかります。) 尚、これらは保持しているCFI資格の期限日から3ヶ月(3カレンダー月)遡って受講が可能ですから余裕をみておくようにしましょう。 メディカルも必要ありません。 もしCFI資格が「期限切れ」となってしまった場合は実技試験を受けなおすしか方法がなくなりますが、原則的に学科試験まで受けなおす必要などは生じません。 またヘリコプターや飛行機など複数の航空機カテゴリーについてCFI資格を有する場合であっても、そのうちのいずれかで更新が認められれば、ほかのすべてのカテゴリーについてもOKとなります。

とは言ってもやはりCFIのような高度で責任の重い業務についてその技量・知識を保っていくにはやはり形式的なことだけではままならず、またビデオやインターネットによる方式といってもボリューム・内容共に結構ハードな「受講(基本的に「完全セルフ」なわけですから、精神的にはむしろ大変?!)」を強いられることになり、2年間に4日間か5日間程度の時間(往復渡航も含めて1週間…)をお持ちになれる方は、ぜひ「生」の研修を受けに本場(アメリカ)へおはこびになられた方が得策ではないでしょうか??


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