航空留学に関するご質問にQ&A形式でお答えします。
既に飛行時間やライセンスをお持ちの方、またフライトトレーニングで何らかのトラブルにあった方へのアドバイスです。
航空に関するあらゆる情報・サービスを24時間態勢でご提供します。0120-777-204

航空留学QandA

Q.FAA発行の旧タイプのパイロットライセンス(紙製)を新タイプのもの(クレジットカード型のプラスチック製)に切り替えたいのですが、どうすればよいですか?
※米国連邦航空法の改定/FAR 61.19(h)により、2010年3月末日をもって、FAA発行の旧タイプのパイロットライセンス(紙製)、並びにJCABなど、海外のパイロットライセンスを基に書き替えたFAAパイロットライセンスは、実質的にすべて失効し、機長/PICとしての飛行ができなくなります。

(2010年2月20日更新)
A.あいにく理由はよく解りませんが、恐らく安全保障上の目的でもって、世界中にあまねく散らばっている(旧い世代の)FAAパイロットライセンシーのうち、現在も実質的に「活きている」ライセンシーのみを強制的にフィルタリングし、新たに信頼のおけるデータベース化をはかることを当局側が意図したことによる施策ではないかと思われます。 但し、旧タイプのライセンス(紙製)自体が2010年3月末日をもって「無効」と化してしまうというわけではなく、それ以降は新タイプ(プラスチック製)のものに切り替えない限り、あくまでも機長/PICとしては飛べなくなるということですので念のため。

必要な手続きについては、まずFAA公式サイトでアカウント登録を行ってIDとパスワードを確保(当然ながらパスワードの通知など、FAAとの一連のやりとりがメールを通じて行われることになるため、例えばネットカフェ等で手続きを行う場合は、少なくともフリーのメールアドレス等を予め確保しておく必要があります。)、その後ライセンス再発行(Replace an Airmen Certificate)のページでログオン(ログイン)してオンラインで済ませられるようになっています。 ライセンスの発行日はオリジナルの発行日ではなく、再発行の日に変更されます。 尚、アカウント登録に伴って、FAA発行のライセンス、及びパスポート(もし期限が切れていてもどういうわけか皆さん特に問題ないようです…。)かドライバーライセンス等の公的ID(証明写真付の書類)をお手元にご用意下さい。 また、申請料(2010年2月20日現在2ドル)がかかりますが、VISAやマスターなどのクレジットカードで精算できます。

もしその後住所が変わっているのに久しく届け出を怠っている場合は、先にそちらの手続きを済ませておかないと後で面倒なことになります。(転居先不明で再発行ライセンスがFAAに返送されてしまうため) また、結婚や養子縁組などで氏名や国籍が変わったり、性転換を行ったことなどにより、ライセンスの表記事項を変更して再交付を受ける場合や、またJCABなど海外のライセンスを(新規・更新を問わず)FAAのものに切り替えることはオンライン申請ではできず、これらのケースでは予めFSDO(Flight Standards District Office…JCABでいえば地方航空局の「検査乗員係」のような部署)に予約を入れ、JCABのライセンス等の必要書類を持参して本人自身が出頭する必要があり、これらの要領については一旦このコーナーのTOPに戻ってから改めてご確認下さい。

また、何らかの事情でオンライン申請による手続きになじまないケースでは、所定の再発行申請書に必要事項を記入の上、オクラホマのFAA宛(宛先は当該申請書の下段に表示)に申請料を同封し、郵送して下さい。 その際の注意事項を以下に掲げておきます。

・ 申請書と共に、ライセンスのコピー(原本を同封しないで下さい。 もし表記されている住所がその後変わっていても、所定の届け出が済んでいるか、届け出のための手続き自体を目的としているものである限り、何ら問題はありません。)を同封して下さい。
・ オンライン申請による場合と同様に、申請料(2010年2月20日現在2ドル)を同封することが必要ですが、現金はFAA側で記録を残せないため一切受け付けてもらえません。 クレジットカード決済が不能の場合は、ドル建てで換金可能な銀行小切手か郵便局のマネーオーダー(国際送金為替)などによる送金が一般的ですが、申請料が安いのに送金手数料の方がかなり高いので、もしあればパーソナルチェック(アメリカの銀行が発行した個人用の小切手)がベストでしょう。
・ 申請受理〜再発行〜配達までに通常1〜2ヶ月ぐらいかかっています。(オンライン申請の方がスピーディです。)


このページはフレームを使用しています。<BR> フレーム対応のブラウザでご覧下さい。